畳表の産地「熊本県八代」に視察/畳表創業500周年大会見学

  熊本城  熊本城記念写真   小泉八雲旧邸

  熊本城さすが素晴らしいお城です。旧邸・小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)見学(右の写真)

 

○ 11時近くに熊本駅に着きお昼を食べて午後からと言う時間制限の中で

  産地視察の前に市内観光をしました。

  まず熊本駅で市電の一日券を買い昔栄えていた雰囲気のある建物の問屋街をみたり、

  お城を見て小泉八雲・旧邸を見て、今と昔の混在した町並を見ながら久しぶりに奥さんと

  歩きました。食べ物も美味しいし、お酒も美味しかった。

  一言で表現すると「熊本は素晴らしい」ところでした。

  また、口実を付けても訪れたいと思っています。

 

 岡さんのたんぼ  岡さんの有機栽培・減農薬たんぼ  農薬散布後水を張った田圃

 平成17年2月26日現在い草たんぼの状況です。

 岡さんのたんぼ(左の写真)

 有機栽培・減農薬で栽培している岡さんのたんぼと標準的農薬散布したたんぼ(真ん中の写真)

 農薬を散布した後、水を張った田圃です。(右の写真)

 

○ 2月の末に田んぼを視察して良かったと思います。

  い草のジュータンを敷き詰めたようになる時期では、土壌の具合がよく分からなかったと思います。

  農薬のかけ方でこんなに違いが出るとは知りませんでした。

  「雑草もい草も」草には違いがありません。農薬の種類とかけ方でい草に大きな影響があると

  考えると産地農家さんたちの努力は並々ならぬ物だと感じました。

  有機栽培・減農薬で育てていくのは大変だと思いますが、使う側とすると

  安心して使用できるので、頑張って育てていってほしいと思います。

 

熊本県八代市千丁町にて畳表500周年記念大会 品評会い草・原草の部 

  熊本表500周年年大会と第30回熊本県い草品評会の会場風景です。

い草・原草 い草の原草と人との比較 品評会で岡さんに説明を聞く

賞を受けたい草原草・い草の原草と背比べ(中の写真)・い草の説明を聞いているところ。

 

○ 品評会の会場で感じたのは、とても良い香りの中で岡さん(下右の写真・真ん中岡さん右加藤明)

  とい草原草が良く仕上がっていても、織り上げるとき技術が伴わなければ、良い畳表にならない。

  そんな話をしていると畳屋さん側も良い畳表を使ったとしても技術が伴わなければ同じ事だと再認識

  して、お互い頑張りしょうと話し合った一時でした。

  

* 岡さんと産地問屋さんの協力で加藤畳店にい草の原草を送ってもらいました。

    是非、見に来て下さい。

 

 

▽ 産地問屋さんへ訪問 (当店で何時も取り引きして頂いています。)

肥後物産の倉庫 畳表の切り口の処理 畳問屋さんや畳屋さん発送する準備

色々な畳表の説明を受ける      一畳の長さに切り糸でを処理する  梱包して畳問屋さんや畳屋さんに発送する

肥後物産の人たちと記念写真

 

○ 突然の訪問にも関わらず快く対応していただき有り難うございました。

    今後も良い畳表を提供お願いします。

 

▽ 畳表産地農家「岡」さん宅で体験させてもらいました。

岡さんと加藤明 織機で中継ぎ表を織る い草原草の長さ調整

岡さん宅の作業場でツーショット     すっぴん表で最高級品の中継ぎ表   い草原草の長さを整え切断

原草の選別 虫が噛んだ後 

い草を選別する               虫が噛んだ後を見分け選別する(さすが岡さん)

水を微粒子状態にして加湿する 傷が付いている物を選別する 傷が付いたい草の原草

水を微粒子まで細かくして加湿する   い草を立て何回か強く振る  傷の付いたい草は倒れてくるので選別

機械で選別 岡さんの奥様が畳表の最後の仕上げをします 

機械のセンサーに通して選別する    後ろの織機で織り上げた畳表を仕上げる

 

* 加藤畳店・加藤 明が初めて選別に挑戦

  水で加湿する い草を立てて選別

 

 

○ 土壌の管理を含め、一年掛けて丹誠込めて作ったい草を畳表に仕上げる作業は、本当に大変だと

   体を使って感じたことでした。

   よく見ても最初は、なかなか判りませんでした。目が慣れてくると判るように成りましたが、手元から先まで一律の

    色味と傷や焼けなど判断するのは難しいです。一握りのい草でも200本以上、素早く判断するのですから神経も使い

   大変な作業だと感じました。畳表に仕上げる中の一工程にしか過ぎないのですが、神経と目が疲れました。

   畳屋さんは良い畳表をお客様に畳として仕上げ納めさせて頂いています。

   日頃、畳表にふれていますが、畳表に仕上げるのも気を使い体を使いこんなに大変な思いを

   するのですから、田植えや刈り入れはもっと大変なんだろうと思わず訪ねました。

   岡さんがそれならば収穫時(刈り入れ)に来る!?私は言葉が出ませんで゛した。

     収穫の時期は夏7月15日頃九州では真夏です。

   でも、産地の人がこんなに頑張って作っているのが間近に見られ、体験できたことを

   感謝しています。

   岡さんの「すっぴん表」は土壌の作り・い草の育て方が違い、有機栽培で減農薬(最低限必要な量だけ使用)

   をモットーとして、安全で拘りを持って作っている畳表です。

   是非、見て・手に触れ・香りを楽しんでは如何でしょうか。

 

▽ 黄金表を考案し、作り上げた「有馬商事」社長さんとお話が出来ました。

   有馬商事社長と加藤畳店・加藤明 黄金表の原草

   有馬商事の社長さんと加藤畳店・加藤明   黄金表に使用する原草

   岡さんのすっぴん表柄織り・肥後小紋 黄金表を使用した部屋

    岡さんのすっぴん表で作った柄畳表  黄金表を使用・半畳市松敷き仕上

     

     すっぴん柄表・肥後友禅 すっぴん柄表・肥後友禅で4畳半・半畳市松敷き縁無し置き畳  

   すっぴん柄表・肥後友禅        4畳半のスペースに縁無し半畳市松敷き

 

    黄金畳の価格すっぴん柄畳の価格

  

  

○ 当店では、10年以上前から黄金表を扱ってきましたが、考案・制作した「有馬商事」

   社長様とようやく会えて、話をする事が出来ました。

   そこで、作り手の意見を聞いてもらえるシステム作りをする。

   そうすることで、産地農家さんと畳屋さんとの連係プレーで、より良い品物がお客様まで

   届けられると思います。

 

◇ 是非、黄金表・すっぴん柄表をお試しください。

  

 

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